日常診療で遭遇する食品媒介寄生虫症の診かた〜寄生虫の生態から治療まで
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●執筆
大西健児(鈴鹿医療科学大学看護学部教授)
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●商品説明
判型:A4判
頁数:44頁
発行日:2021年7月21日
●内容紹介
現在の日本において飲食行為を介して寄生虫に感染する人は少ないと思われるかもしれません。しかし、日本にもアニサキス食虫毒のように、多数発生する食品媒介寄生虫症が存在します。新鮮な魚介類や生野菜の摂取を好む日本では、食品媒介寄生虫症を完全に排除することは不可能です。また最近は、ジビエ(野生鳥獣)料理が人気ですが、正しく調理されていないと食品媒介寄生虫症の危険性があります。そこで本コンテンツでは、日本の日常診療で遭遇する可能性が高い19の食品媒介寄生虫症を取り上げ、その生態から、症状・診断法・治療法を日本臨床寄生虫学会理事の大西健児先生が解説しました。19疾患を「水・野菜から感染する寄生虫」「魚介類から感染する寄生虫症」「肉類から感染する寄生虫症」に分類して、症例写真や寄生虫写真を多数盛り込み、臨床で役立つポイントを整理しています。これを読めば、“食に潜む感染症”の診療がグッと身近になります。
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【目次】
1.基本用語
2.食品媒介寄生虫とは
3.個々の食品媒介寄生虫症の概要
1)水・野菜から感染する寄生虫症
【原虫症】
①ジアルジア症
②クリプトスポリジウム症
【蠕虫症】
①ヒト回虫症
②鞭虫症
③肝蛭症
④有鉤囊虫症(有鉤条虫症)
⑤エキノコックス症(包虫症)
2)魚介類から感染する寄生虫症
【原虫症】
①クドア属感染症
【蠕虫症】
①アニサキス症
②顎口虫症
③旋尾線虫症
④肺吸虫症
⑤日本海裂頭条虫症
3)肉類から感染する寄生虫症
【原虫症】
①ザルコシスティス・フェアリー食中毒
②トキソプラズマ症
【蠕虫症】
①イヌ回虫症
②旋毛虫症
③マンソン孤虫症
④無鉤条虫症
4.予防
5.血清抗体・遺伝子検査,虫体・虫卵の同定
6.末梢血好酸球増多
7.食中毒としての届出
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