経腸栄養剤の合併症〜知っておきたい予防と対処
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●執筆
犬飼道雄(岡山済生会総合病院内科・がん化学療法センター主任医長)
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本商品は日本医事新報社のWebオリジナルコンテンツです。
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●商品説明
判型:A4判
頁数:34頁
発行日:2023年5月19日
●内容紹介
▷経腸栄養剤に伴う合併症を予防するため、本コンテンツでは第一に、生理的な消化管運動を惹起することで合併症を予防する「高粘度半固形栄養剤短時間摂取法」を推奨。生理的な消化管運動の仕組みを解剖学的に説明した上で、同法の臨床的有用性と適応、実施方法(水分管理、注入時の器具の選択)を説明しました。
▷このほか、高粘度半固形栄養剤短時間摂取法が難しいときの選択肢の1つである「液体栄養剤」の合併症予防についても詳述。摂取時の体位や、胃食道逆流や誤嚥を予防するための方法に加えて、胃排出能異常・胃内貯留による合併症を疑うときの対処法についても解説しています。
▷さらに、液体栄養剤の成分別(糖質、タンパク質、脂肪、食物繊維、電解質、微量元素・ビタミン)に、合併症予防と病態別対処も解説。例えば、耐糖能異常がある場合、糖質の摂取については「パラチノースやタピオカデキストリンなど緩やかに吸収される糖質を用いた経腸栄養剤を試みる」「食物繊維の増量を考慮する」ことなどを提案。腎不全患者のタンパク質摂取に対しては、透析前・透析中・急性腎障害に分けて説明しています。また、下痢予防、胃食道逆流予防のための、タンパク質、脂肪等の選択の考え方についても説明しています。
▷多くの経腸栄養剤や関連製品が販売されており、性状や成分から経腸栄養剤の合併症予防と対処が可能です。ぜひ、本コンテンツを日常臨床の参考にして、栄養を患者さんの幸せのチカラに!
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【目次】
はじめに
1.経腸栄養剤の歴史
2.“生理的な消化管運動”とは
3.生理的な消化管運動を惹起する高粘度半固形栄養剤短時間摂取法
4.高粘度半固形栄養剤を注入する際の注意点
5.高粘度半固形栄養剤短時間摂取法による栄養療法が難しいときは?
6.液体栄養剤を注入する際の注意点
7.液体栄養剤の成分による合併症予防と病態別対処
さいごに
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